1−1 被服整理学ブログ。
今日から被服整理学の講義が始まりました。
講義は前回のインターネット演習同様、ブログ記事の書き込みが中心です。
まず、「被服整理学」とは?
被服整理学とは、衣服の洗濯・手入れ・保管などの衣服の整理の部分を扱う学問です。
人間生活になくてはならない衣食住の「衣」の専門知識を学び、生活する上で必要な知識も学ぶことができると思います。
〈参考文献〉
・授業で扱っている教科書です↓
[rakuten:book:10222765:detail]
この講義で得た知識を実生活に応用できるように毎時間のブログの書き込みを頑張りたいとおもいますっ!!
さて、今回は洗濯洗剤について書こうと思います。
洗濯洗剤の箱をよく見てみると成分の中には、
「界面活性剤・水軟化剤・アルカリ剤・溶解促進剤・酵素安定化剤・酵素・蛍光増進剤」が含まれていました。
衣服の汚れを落とし、衣服を傷めないように、きれいにする洗濯洗剤には多くの成分が含まれていることがわかりました。
界面活性剤には、本来混じりあわない油と水を混ぜ合わせる働きをもつものが入っており、
界面活性剤を入れることにより表面張力が下がり、水と油などの汚れとなじむのです。
界面活性剤は濃度を増加させると、表面張力はだんだん小さくなりやがて表面が全て界面活性剤の分子で覆われ、これ以上表面に吸着できなくなります。
そこで、疎水基は集まって水を避けるので界面活性剤の分子は疎水基を内側に、親水基を外側(水のある側)に向けて集合します。
この集合体をミセルと言います。
ミセルが生成し始める濃度を臨界ミセル濃度(cmc)といい、このとき濃度が洗剤の適正使用量又は標準使用量なのでこれ以上濃度が上昇しても洗浄力はそれほど上がらないので、洗剤は多く入れても無駄なのです。
この界面活性剤が主に汚れを落とす働きをしているのです。
ミセルのモデル図を載せてみました↓
○が親水性、棒が親油性で、ミセル中央に油などの汚れが入ります。
今回は洗濯洗剤の成分である界面活性剤について書いてみました。
〈参考文献〉
[rakuten:book:11184762:detail]
(かかった時間1時間)